防水塗装工事とは

防水工事の目的は、屋根、屋上、ベランダ、その他各部の防水層の形成や外壁に入ったひび割れを修復して雨水の浸入を防ぐことです。 一方、塗装工事の目的は、建物内部、屋根、外壁などの保護や美観の維持です。 そのため、外壁にひびが入っている場合などは、補修をせずに上から塗料を塗っても、また雨が入ってきます。

防水塗装工事の種類

防水塗装工事とは水からの保護に焦点を定め、水の浸入を徹底的に断ち、景観も綺麗に整える工事です。

防水工法 防水材料 特徴
塗膜防水 ウレタン樹脂、アクリル樹脂など 液状の防水材料を塗り重ねて防水層を作る工法です。

「塗る」防水なので複雑な形状の施工に向いています。
シート防水 ゴムシートなど シート状の防水材を並べて貼っていく工法です。

このシートが防水層になります。「貼る」防水なので複雑な形状や凸凹面への施工は不向きです。
複合防水 液状のアスファルトやアスファルトシートなど シート状の防水材を並べて貼っていく工法です。

このシートが防水層になります。「貼る」防水なので複雑な形状や凸凹面への施工は不向きです。

ウレタンゴム系塗膜防水

ウレタンゴム系塗膜防水とは、ウレタン樹脂を用いた防水工事のことです。液状のウレタン樹脂と硬化剤を混ぜ合わせた物を塗って硬いゴムのような防水層を作ります。 ウレタン樹脂とはマットレスに使用されるほど弾力性があり、伸縮性が高いのが特徴です。この特徴が防水にいかされています。ウレタン樹脂で作られた防水層は伸びる性質があるため、ひび割れが起こりにくいです。水はひび割れのような隙間から侵入するので、防水層の破断に強いウレタン樹脂は防水にとても適しています。 液状のウレタン樹脂を数回に分けて塗り、2~3mmの防水層を形成します。ゴム状で弾力があり継ぎ目がない仕上がりになるため水の浸入経路を断ちます。防水層自体が紫外線にとても弱いため、トップコートを塗って防水層を保護します。3~5年ごとにトップコートの塗り替えを行えば、防水層自体の耐用年数は10年程度です。

メリット

複雑な防水箇所にも施工できる
歩行が可能
補修が容易

デメリット

防水を施す表面のキレイさで防水層の品質が左右される
防水層を均一な厚みにするのが難しい
固まるまでの時間が長い
雨の日は作業ができない
有機溶剤(シンナー)の使用量が多く、においが出る

FRP防水

FRPとはプラスチックの防水層を形成する防水工事のことです。ガラス繊維を編んで作ったシートの上に液状の不飽和ポリエステル樹脂と硬化剤が混ぜ合わせた物を塗ってプラスチックの防水層を作ります。 船やプールなどの防水方法として採用されるほど硬くて丈夫な防水層ですが、伸縮性がありません。そのため、建物の大きな揺れなどでひび割れてしまうことがあります。また、木材の湿度による膨張と収縮の動きにも弱いため、木造のベランダなどには不向きとされています。 ガラス繊維のシートを敷いた上から不飽和ポリエステル樹脂を塗り重ね、3mm程の防水層を形成します。 防水層は硬いプラスチック材になります。紫外線を浴び続けるともろくなっていくためトップコートで保護します。5年ごとにトップコートの塗り替えを行えば、防水層自体の耐用年数は10~12年程度です。

メリット

作業途中での待ち時間がない
歩行が可能
補修が容易

デメリット

施工中に悪臭が出る
ガラスマットの飛散防止が難しい
硬化剤の取扱いに危険が伴う
雨の日は作業ができない
有機溶剤(シンナー)の使用量が多く、においが出る

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